【グリコちゃんインタビュー・シリーズ #4】急増する“違法アートメイク”と、第一線アーティスト・グリコちゃんのスランプ
- makananihawaiillc
- 12 分前
- 読了時間: 8分

こんにちは。
ハワイPMUアカデミーのHidekoです。
今日は、
アートメイク看護師・講師として大活躍中の
グリコちゃんとのインスタライブ、
ついに【第4弾・最終回】をお届けします!
前回は、
・お客さんに覚えてもらえるブランディング
・色の印象の使い方
など、アーティストとして
生き抜く上でグリコちゃんが
気をつけているブランド力や
欠かせない視点をお伝えしました。
今回はいよいよ、
第一線で走り続けるグリコちゃんが描く
「これからの未来」
について深掘りします。
アートメイク業界の未来をどうしたい?
Hideko:
ここまで大活躍しているけれど、
私から見ているグリコちゃんは、
まだまだ伸びるし、
上を目指している感じがします。
何か“ビジョン”ってあるんですか?
グリコ:
少し大きな話になるんですけど…
私はアートメイクの業界を、
・アーティストがもっと働きやすく
・お客さんが質の高い施術を受けやすく
・適正価格で提供できて
・法律を守っている人が損をしない
そんな環境にしていきたいんです。
今の混乱は、
法律が曖昧なことが原因でもあります。
私が2020年に始めた頃は
スクール自体が少なくて、
変なスクールは検索しても出てこなかった。
でも、
2021年の「タトゥーは医療行為ではない」
という最高裁判決が出た後、
“アートメイクも看護師じゃなくていい”
という誤解の流れが一気に広まって…。
そこからスクールも激増しました。
Hideko:
あれは…あの判決の使い方が
本当に上手いように利用されたというか...
グリコ:
ほんとに…。
都合よく解釈した
スクールが増えてしまって、
法律を守っていない側の方が
活動しやすくなっちゃった。
守ってる人の方が損してる状態です。
“法律を守る人が損をする”という矛盾
Hideko:
千葉のクリニックで
ナース達と話していると、
本当に思うの。
私はドクターでも看護師でもないけど、
医療法人と組み、ドクターを雇い、
看護師を雇い、
保健所にしっかり登録して運営してる。
だからこそ、
ハワイや一般サロンみたいな
美容ビジネスに比べて、
経費はものすごくかかる。
正直、これは
自分の利益のためだけにはできないレベル。
なのに、その隣で
美容師さんや美容サロンで
アートメイクをやって
めちゃくちゃ利益を上げていると、
「いやいや…ちょっと待ってよ?」
と思うわけ(笑)
でも私は逃げ道を作ってやりたくない。
法的にOKになったらやるけど、
そうじゃない限り曲げたくない。
だけど行政の対応を見ると、
「日本、本当にこれでいいの?」って思う。
美容サロンでのアートメイクが危険な理由
グリコ:
そうなんですよね。
トラブルも増えてきています。
美容室やネイル・まつ毛などは、
失敗しても自分たちでリカバリーできます。
でも、アートメイクは深く色が入るので、
失敗するとレーザーが必要になる。
美容クリニックなら薬
処方や対応ができるけど、
美容室ではできない。
なのに、
「美容でやったものを、
医療保険で治療するんですか?」
という問題が生まれている。
Hideko:
厚生省に電話で問い合わせたときも
「今年8月からさらに厳しくなります」
と言っていたし、
今後どう動いていくのか
気になるところだよね。
アートメイクは
皮膚の真皮層まで針をさすので
エステシャンや美容師は
表面的な施術しかしちゃいけない。
ある程度の深いところまで針をする行為は
簡単には治すことはできない。
だから一番大切なことは何かあった時の
患者さんのことを考えてますか?
ってことなのよ。
“何かあったときに、誰が患者さんを守れるのか?”
そこが大きな問題だと思う。
間違った知識を教える「悪質スクール」
グリコ:
そうなんです。
施術者が悪いというより、
“スクールが悪質”なケースが多い。
美容師や医療従事者以外が
やっちゃダメって知らないで
スクールもそれを教えずにいるから
施術をしている人もいる。
そしてアートメイクは
「2年で消える」
「浅く入れているから大丈夫」
そう教えているところが多いんです。
でも実際には、2年待っても消えない。
今は除去の相談が増えていて、
レーザー除去は間違いなく
今後“需要爆増”すると思います。
Hideko:
2年で消えるって何を根拠に…?
グリコ:
ほんとに謎です(笑)
美容師学校でも皮膚科学を習うのに、
「お前ら何を勉強してたんだ〜」
って思います。
しかも表皮にしか入れてません。
っていうところもあるけれど
いやいや、
表皮なら2年どころか
もっと早く取れちゃうから!って。
スクールの説明会に“弁護士バッジ”
グリコ:
私、そういうスクールの
説明会に何種類か
行ったことあるんですけど、
だいたい弁護士バッチついた人が
出てくるですよ。
それで大丈夫ですって一言い切って終わる。
Hideko:
スクールの説明会に
弁護士バッジの人が出てくるって怖すぎ(笑)
グリコ:
ほんとにそうですよ。
「法律では大丈夫です」
「しかも卒業後これだけ稼げます」
って一言だけ言って終わり。
そんな説明ばかりです。
現実:アートメイクで稼げるようになるまでの道のり
Hideko:
グリコちゃん自身は、
スクールに通ってからどれくらいで看護師時代の収入を超えたの?
グリコ:
実は…1ヶ月で超えちゃいました!
でもそれは“時代の運”も大きいです。
当時はインスタ広告を
出している人がほとんどいなくて、
私が“ほぼ最初”だったと思う。
500円の広告で8人予約が入り、
3000円広告を回したら
次の月まで満席になりました。
今は皆が広告を出しているので、
よっぽど「おっ」と思わせないと
スクロールされて多分飛ばされます。
成功には「体力」と「メンタル」が必須
Hideko:
じゃあ、
施術をメインでやっていたときは、 1月にどのくらい施術していたの?
グリコ:
施術をメインでやってた時は月に60~80人
スクールやってない時は1日4、5件
半年間一度も休んでなくて
週7で働いてました
で、仕事終わったら
クリニック前の職場の先生に
部屋借りてモニターの続きやったり最
初のころはやってました。
Hideko:
そうなのね。
ひたすらストイックだよね(笑)
グリコ:
そうなんです。
それと、私…
体力にはめちゃくちゃ自信あるんですよ。
Hideko:
え〜意外!体力なさそうに見えるのに(笑)
でも前にやり取りしたとき、
「ひで子先生の方が
体力あると思いますけど〜」
って言ってたよね。
私も実は、意外と体力あるのかもしれない。
グリコ:
いや、ひで子先生の方が絶対あります(笑)
この仕事って、
本当に体力が大事なんですよね。
ずっと順調な日ばかりじゃないし、
どこかのタイミングで
精神的に削られる時は絶対ある。
でもそういう時は…体力で乗り切る。
Hideko:
アートメイクを始めてから、
精神的にしんどい時ってあった?
グリコ:
もちろん、あります。何度も。
人間関係で
揉めたことは一度もないんですが、
患者さん・お客さんとのやり取りで
メンタルが削られた経験はあります。
始めたばかりの頃は自信もなくて、
言われるがままに
施術してしまう時期がありました。
その場では満足してもらえても、
リタッチで戻ってきた時に
「こうじゃなかった」
「言ったのに伝わってない」
と言われることもあって…。
でも当時は未熟で、
リカバリーの技術もなかった。
今はカウンセリングの勉強もして、
お客さんが納得できる伝え方、
1回目と2回目で
調整する方法などを身につけたので
そういうことはなくなりました。
当時は交渉力も技術も未熟で、
そのたびに凹んでましたね。
でも…みんな通る道だと思います。
今は指名ではないお客さんが1人もいなくて、
ほとんどの方がインスタを
見て来てくれます。
「作品と同じにしてほしい」
という方が多いので
カウンセリングもスムーズ。
最初の頃とは全然違います。
Hideko:
やっぱりそれは経験の積み重ねだよね。
最初からできる人なんていない。
グリコ:
ほんとにそう思います。
だからまずは
“知り合いでモニターをする”ことが大事。
自分の技術で何が起こるのか、
自分の目で見たほうがいいです。
ということで、
4回にわたってお届けしてきた
“グリコちゃんインスタライブ・シリーズ”。
いかがでしたか?
成功の裏には、
葛藤・試行錯誤・努力
そして“運を掴む力”があります。
そして今後は、
アートメイク看護師が
もっと働きやすい業界をつくるために
グリコちゃんは次のステージへ向けて
走り続けています。
アートメイク看護師として、本気で飛躍したいあなたへ
アートメイク完全習得講習の説明会を明日開催します。
《開催日時》
📍12月10日(水)20:00〜
・「話だけ聞いてみたい」
・「どんな学びができるの?」
・「自分にもできるか知りたい」
という方は、ぜひ気軽にご参加ください。
👇お申し込みはこちら




コメント